O.Miller’s diary

バイクで旅する定年ライダーのブログ

国境超えたけど?

今日のオウルの町は朝から雨です。

雲が空一面に覆っていて、なかなか止みそうにはないので覚悟して出発した。昼過ぎまで雨が止むことはなく、ずっと視界の悪さと寒さと濡れて滑りやすくなっている道路との格闘でした。

それでも何とか昼頃には国境の町トルニオに着き出国管理局はどこかなと思いながら通過、この少し先かもしれないと思いながら進むけれど何もない、ずっと何もない、森と道路だけで何もない。

けれど国境を何も無しに通過することがあるだろうか、普通、車やなんかの通関とpassport controlがあるはず、と思うが。さらに走っても何もない、国境を示す看板も何も。さすがにこれは変だ、もうスウェーデンに入ってしまっているのではないかとmaps meで見るとやはりスウェーデンに入ってしまっている、25キロメートルくらい来てしまったか、Uターンしてもう一度フィンランド側のトルニオへ戻ってガソリンスタンドの人にpassport controlはどこかと聞くもあまりよくわかっていなかったのかTulliというところを教えてくれてここだという。

そこへ行ったが、どうも違う、どうもここは税に関する所(フィンランドは消費税にあたるものが25%くらいかかり、外国人で高い買い物をした人は何%かもどせるというところ)のようで、そこの人にもう一度 "Where is the passport control?"と聞くと"No passport control, you can go."え?フィンランドスウェーデン間は何もなしなのか?こんなのありかと思いながら、(私はパスポートにフィンランド出国、スウェーデン入国のスタンプを押してほしかったんですが)結局その25キロを1往復半することになった。

スウェーデンのルレオという町にきています、この町に着くころには天気が回復し晴れてきました。下の写真のようにこじんまりとしたきれいな街です。世界遺産になっている教会村があるそうなので、明日探してみます。

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今日も降られた

オウルに来ました。

フィンランドに来てから空はたいていいつも白い雲に覆われています。時々雲の間から日がさすこともあれば、白ではなく黒い雲がきて雨を降らします。400キロも移動してれば降られたり日がさしたり色々です。途中2回ほど降られた後、オウル市内でも降られ、やむなくすぐ近くのホテルに飛び込みました。毎日一泊1万円のホテルに泊まっていたんでは破産への道まっしぐらだ。何とか晴れてほしい。明日はテントにしたい。

ガソリンの給油:これだけ走っていれば当然何回か給油しましたが、給油の仕方は色々です。95(多分オクタン価)というガソリンを入れているんですが、先に自分で給油して店に払う、先に店に10リッター分支払ってから給油する、クレヂットカードで10ユーロ分とか機械で決済してから給油する、日本のように店員が給油してくれる、等スタンドによって色々です。日本みたいにセルフか店員かの2種類くらいにしてほしい。

明日は国境超えてスウェーデンに入る予定です。

写真:上 ペタヤヴェシの古い教会(1765年だったかな)ユヴァスキュラからそれほど遠くはなかった、30キロほどです、小さな木造の古い教会でワビサビが感じられる趣のある教会です。この旅で世界遺産色々見ましたが今のところ一番気に入りました。

中 中はこんな風

下 走っていると湖が大小いっぱいでてきます、さすが湖の国だ。

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今日もしっかり降られ

ユヴァスキュラという町にきてます。またもや途中しっかりと雨に降られました。飛び込みでホテルに入りましたが、今日は一軒目ですぐ入れました(この町は観光客にあまり人気がない?)、一泊70ユーロという私としてはかなり奮発した高級ホテルです(エヘン)。

実は今日、オウルという町の近くのホテルを予約してあってラウマから一日でそこへ行く予定でしたが、途中でとても今日はたどり着けないとわかって予約取り消しました。

テントを片付けて朝9時半出発ではとてもたどり着ける距離ではなかった。すみません、なめてましたスカンディナビア半島の大きさを(半島に謝ってます)。

この町から70,80キロ西に世界遺産の古い聖堂があるようなのでそこを見にいくかどうか迷っています、そこを見に行ったら明日もまだオウルに着けないだろう。

写真:上  今朝のキャンプ場、船はバー兼レストランになっています

   中下 ラウマの旧市街(世界遺産

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雨に降られて

ウラジオに入った時に教えてもらったmaps meというソフト、始めは自分の位置をオフラインでも使えるということで自分の位置と周辺地図を利用しているだけでしたが、そのうち検索するようになり、今朝ナビの機能もあることに気が付き今朝からは下の写真のように利用しています。本当にこのソフトはすばらしい。ただなのがうそみたいです、一万円出してもいいと思います。

今日はナーンタリ、ラウムと移動しましたナーンタリを出たあたりから雨に降られラウムに着いた頃にはびしょぬれ。どこかホテルへ入らねば、と、maps me でホテルを検索し3,4軒訪ねるもどこも空いていない、今日はラウム市内はどこもいっぱいだと各ホテルの受付が言っていた。ゲストハウスのベッド一つくらいは空いてるだろうとゲストハウスも訪ねたがいっぱいでした。ここラウムはどんだけ人気の観光地??

仕方がないのでキャンプ場を検索してここへ来ました。一人用の小さなテント張るだけで20ユーロ、昨日までのホステル3泊分(18ユーロ)より高い!!!

確かにおしゃれなキャンプ場だけどおじさんにはおしゃれなとこは必要ない。

写真:上三枚 ナーンタリにあるムーミンの里(おじさん一人で来るとこじゃない)

   次三枚 私のつつましやかなテントとまわりの景色

   次   超優秀な maps me

   一番下 この向こうの島にムーミンの世界があります

 

 

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ヘルシンキ最後

今朝は初めて私の泊まっているホステル(ゲストハウス)で日本人を発見、最初に泊まった高いホテルには結構日本人がいたので、そういう時は日本人だというだけで話しかける気にはならないけれど、こんな市内から少し外れた安いゲストハウス(一泊800円くらい)で日本人を見ると話しかける気になるからおかしなものです。

昨日からホテルの前に私と同じバイク、スズキのVstromが停めてある、気になっていたんですがたまたま外へ喫煙に行ったとき持ち主に会えた。あまり言葉が通じないようだけど身振り手振り交えて「それがあなたのバイク、私のはこれだ・・・」という感じで。相手も気になっていたようで、えらく感動して握手して軽くハグまでされた(あまり男にはされたくないんだけど)、彼は韓国人ジャンハンクで娘連れでウラジオストクからずっと走ってきたそうです。

明日はヘルシンキを発ちます、明日のホテルはとってないので、野宿になるか飛び込みになるか、多分Wi-Fiは使えないでしょう。

写真:ホステルでイラク人たちと(イラク人に会うのは初めてだ)

   下はその韓国人親娘

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島めぐりツアー

今まで訪れた外国で一番物価が高いと思ったのはロンドン(ロンドン郊外は安くなる)ですがここヘルシンキはそれに劣らず高い。昨日昼飯にサンドイッチとコーヒーを頼んだら8ユーロ、バーで350mlの缶ビール頼んだら7.9ユーロ(スーパーで買えば、2.5か3ユーロくらいですが)。

ロシアもそうでしたが、北欧の人たちはとにかく大柄です。たまにやせた人もいますがたいてい縦にも横にも大きい、たまに私より小柄なフィンランド人の男性を見ると親近感がわきます。熊は北の寒い地域へ行くほど大型になるというベルグマンの法則が人間にもあてはまるのじゃないかと思います。

写真:上から

・街頭パーフォーマー 人形でなく人間です

ヘルシンキ中心街

・今日の昼食、これで12ユーロ

・23ユーロもする遊覧船(1.5時間)

スオメンリンナ要塞(そうはみえないけど世界遺産だそうです)

・船から見たヘルシンキ

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ヘルシンキに来て

ヘルシンキに来て感じたことは英語を流ちょうに話せる人が非常に多い。最初市内に入ったときはバイクがガス欠寸前で私は1ユーロたりとも持っていないので、まずATMがないかとガソリンスタンドの位置を3人ほどに尋ねましたが皆英語で答えてくれました。ロシアではなかなか英語を話す人は少なかったし、話せても片言で聞きづらい英語でした。ここヘルシンキではバーでもスーパーでもどこでも流ちょうで聞き取りやすい英語で答えてくれます、イギリスにいるのかと勘違いするくらい。

もうひとつは日本人観光客が意外と多い、昨日意に反して泊まってしまったヘルシンキ中央駅のそばの高いホテルで朝食をとっていると日本人がやたら目についた。後でボーイにきいたら宿泊客の20%が日本人だそうです。モスクワやサンクトペテルブルグではほとんど日本人を見かけることがなかったんですが(中国人はいっぱいいた)、北欧は日本で旅行先として人気なんですかね。

写真 上から「ヘルシンキ大聖堂」、「ウスペンスキー寺院」、「ウスペンスキー寺院内」、「バイクを停めておいたヘルシンキ中央駅」(人通りが多いので盗難の心配はほとんどない)

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